源泉掛け流しだから
投稿日:2016 年 11 月 3 日
こんにちは、ブログ担当4号のとみーです
今回は少し、当館の大浴場について語らせて頂きます
皆様はすでに御存知かもしれませんが、
当館の大浴場、露天風呂共に源泉かけ流しとなっております。
次から次に湧き出る草津温泉の湯をこれでもかとばかりに溢れさせ、
常に新しい湯が供給されております。
これはひとえに草津温泉の湧出量のなせる事の一つでございますね
そんな当館の大浴場を改めて一度ご覧いただきたく思います。
湯について語らせていただきましたが、
しかしながら私が特に良くご覧いただきたいのは床です。
皆様はこの大浴場の床を見て何色と思いますか?
白ですよね?
それは全て湯の花です。
草津温泉の湯の花なのです!
本来の色はもっと赤茶色といいますか、
こんな感じ→(■) のもっと暗めな色だったのですが、
草津温泉の湯を絶えず流し続け、
少しづつ固まり、ほぼ床の一部となってしまった結果が
今の白い床となっております。
もちろんお風呂の内側もです。
特に湯を注ぐ蛇口の真下はご覧の有様です。
無色透明な露天風呂の万代鉱源泉は色がつかず
変わらぬ姿をしておりますが、
大浴場の注ぎ口周辺はもう草津色です。
しかしながらこの色はまさしく「草津らしさ」を感じられる色と思います
長い年月をかけて白く白く染め上げる、
草津温泉の湯のその強さを改めて実感できる、
慣れ親しんだ景色の一つなのではないかと、ふと思わされました。
どうぞ皆様も、当館の大浴場をご利用の際は、カラン周りに残された
その床の本来の色と、草津温泉が持つ湯の花の色を見比べて、
時の流れと草津温泉の湯の力強さを噛み締めてみてくださいませ